代表講師の信条
当教室のホームページをご覧いただきまして、誠に有難うございます。
音楽教室 HERMES MUSIC CLINIC にて代表講師をしております、山口裕介と申します。
この文章をご覧になっているあなたは、非常に幸運です。
自分は、現在でこそ、音楽活動でお聞かせできる歌声になっています。
ですが、昔はカラオケがちょっと上手い程度の歌声でした。
それこそ昔は、メジャーデビューこそが、音楽での活動として認められるもの。
それ以外は大したことがない、と思っておりました。
その為、さまざまな先生から、ボイストレーニング・ヴォーカルレッスンを受けていました。
思い出してみても、10人以上は受けていました。
ですが、教えていただく内容も、先生ごとに千差万別。
ある先生では正しい事でも、別の先生では間違っている事も多々ありました。
いろいろな先生のレッスンを学んでいくなかで、
自分の声の魅力や、歌の本質というものを、すっかり忘れてしまっていました。
最終的に、自分が師匠と仰ぐ人と出会い、自分の理想の歌い方を会得するまで、
最初の志から10年以上も経過していました。
自分がこの経験から学んだ事があります。それは、
「日本では、ボイストレーニングのプログラムが混在してしまっている」
ということです。
例えば、声楽はクラシックにおいてはポピュラーな発声方法です。
ですが、それがJ-POP等、一般的な歌でポピュラーかというと、決してそうではありません。
もちろん、声楽がJ-POPに使えない、ということではありません。
あくまで、アプローチの違いです。
発声方法が、歌い手さんの魅力を引き出しているかどうかなのです。
歌い手さんが、自分の望む声、身体に合った声。
そういうものを考慮して、発声方法やレッスンを考えていかなければならないのです。
では、今の日本の歌を取り巻く状況はどうでしょうか。
声楽もボイストレーニングも、ごちゃ混ぜにして教えています。
歌い方、身体の使い方だけを教えています。気持ちを込めるも何もあったもんじゃない。
最近のJ-POPで、自分は気に入っている歌い手さんも楽曲もありません。
それは、曲の作り方は、売れる事だけを最優先し、
決まりきった曲展開のみを使って、本来の楽曲の魅力を蔑ろにした結果。
歌い方は、きれいに聴こえる技法だけを最優先し、
歌い手さんの魅力を殺してしまった結果だ、と自分は考えています。
音楽に魅力がないから、音楽市場も下火になっているのです。
当教室が「CLINIC」という名称の理由は、そこにあります。
音楽や歌うことが大好きで仕方のない方。
本来の音楽というものを見失ってしまった方。
そんな患者さんたちを救済する為に、当教室を開設しました。
現在、魅力のない楽曲が溢れるなか、本当の音楽を見失った患者さんが、沢山おります。
そんな患者さんたちを、少しでも手助けしたいと、当教室では考えています。
「確かな技術を教える」
この信条に、少しでも賛同していただければ幸いです。
レッスンで、お顔を拝見できる日を、楽しみにしています。
音楽教室 HERMES MUSIC CLINIC 代表講師 山口裕介
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